ひらけんのキューブログ

多分割が好き。

関西大会の振り返り。 -ジャッジ編-

ジャッジとしての義務さえ怠らなければ、隣で行われる競技者のソルブが見放題。こんな恵まれたポジションはそうそうない。特に、トッププレイヤーの試技を間近に見られるチャンスは、公式大会でその人のジャッジになるか、同じ団体・組織に入るくらいしかない。

 

ジャッジを担当していて特に印象に残った場面3選:

 

 

・6予選 sugamaさん

落ち着いた静かな空気で始まった予選。1試技目、よし、と軽く手をたたくsugamaさん。

(自己ベストでも出たのかな...?)何も考えずにその試技にただただ見とれてしまっていたとはいえ、状況も相手も何も把握していなかった俺はあまりにも呑気でアホすぎた。

「NR出ました~」

あっさりとしたスタッフの一言に会場から笑いと拍手。

その中で一人、浮かべた笑顔の裏で震えと手汗が止まらない俺。

正真正銘の日本新記録である。すごい瞬間を見てしまった。その一部始終を見届けた証人になったのだ。

 

 (どうでもいいけどコレに1件もいいねがつかないのはなぜ...?)

 

・4予選 Ramiさん

4試技目終了後

俺「OPばっかですね(笑)」

rami「ここでNP引いて良い記録出るってのもなー...」

俺「いや完全にバラエティ思考やないですか(笑)」

結果...

 

隣で思わず笑ってしまった。本人に至ってはタイマー止める前から噴き出す始末。

(競技中の他の方には失礼致しました。この場を借りてお詫びいたします。)

 

 

 

 

・5決勝 sugamaさん

3試技目、スターt...

「「え??」」

2人して動きが止まる。突然タイマーの電源が落ちた。インシデントである。

経験がものをいうが如く至って冷静な様子の本人。その傍ら、滅多に体験できない場面に遭遇し落ち着かない俺。

俺「ということはこのスクランブルは使わずに、ですか?」

sugama「こういうときにエクストラを使うんだよ」

俺「なるほど...」

こういう時こそ俺が一番しっかりしてなくてどうするんだ!!競技者本人に心配をかけさせてしまう始末。sugamaさんの優しさが染みました...。

 

 

 

 

 

視界に飛び込む全員がトッププレイヤーという世界に緊張を隠せなかった自分。

話しかけてくださった方々、ジャッジを担当させていただいた方々、みんな気さくで優しい人でした。

改めて、ありがとうございました。

 

公式大会、やっぱり面白い。

次が楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

年末に広島か。...悩む。